こんにちは、きつねです。
高配当株投資する際、長期にわたって安定した配当を得るために、事前に企業の業績や財務状況を確認する必要があります。『ない袖は振れぬ』ということですね。
そこで、さまざまな資料やサイトを確認する時間がない(もしくは面倒くさくて資料チェックなんてやりたくない。けど配当目的の投資をしてみたい!)という方々へ自身の備忘録もかねて、過去の業績や企業概要について『配当金目的の投資をする』観点でまとめています。投資先を分析する際の参考になれば幸いです。
今回は2025年3月期の決算発表があった企業から『石油資源開発 株式会社(JAPEX)』についてまとめました。ぜひご覧ください。
企業概要
証券コード:1662
決算月 :3月
設立年月 :1970年4月
上場年月 :2003年12月
業種 :鉱業
事業概要 :経済産業大臣が最大保有株主。原油・ガス開発専業。国内の天然ガス田操業が基盤。カナダ・重質油事業は売却。再エネにも注力
業績の状況
今期決算資料や過去の業績等から個人的なポイントをピックアップしてみました。
- アメリカやヨーロッパにおける販売量増加により、2025年3月期は増収増益
- 1株当たり年間配当金の下限額を10円から40円に変更する配当方針を決定
- 営業利益率は17.5%と高収益を実現
- 売上高は2004年3月期から起算して2025年3月期までの約20年間で400%以上成長
- 現在は安定配当の方針としているが、これまでの20年間は減配も5回実施
- 2026年3月期も1株あたり40円の配当予定と減配見込み
- 2026年3月期は販売量低下、価格下落により減収減益見込み

まとめ
経済産業大臣が大株主ということもあり、企業の成長や安定した経営などの観点では、優良企業ということになるかと思います。ただし、『安定した配当を受け取り続ける』という観点では頼りない印象です。
配当が高い時期はいいですが、業績がよくない場合はそれに連動して配当もすぐに減配するケースが多いようです。収入源として安定感を求める場合は、避けた方が無難かと思います。高配当を出している企業を紹介するインフルエンサーは多くおり、その中で高配当株を出している企業として紹介されていることもあります。高配当ではあるものの長期目線で見たときには、もうすこし減配しない方針になるといいなと感じました。
ご注意事項
具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。
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