PR

アマノ株式会社:2025年3月決算 Vol.32

3・6・9・12月決算

こんにちは、きつねです。

高配当株投資する際、事前に企業の業績や財務状況を確認したほうがよいことは、さまざまなメディアやインフルエンサーにより発信されています。
しかし、個々の企業についていろいろな資料やサイトを確認するのは大変ですよね・・・。

そこで、そんな方々や自身の備忘録もかねて、過去の業績や企業概要について『配当金目的の投資をする』観点でまとめています。投資先を分析する際の参考になれば幸いです。
今回は2025年3月期の決算発表を目前に、配当予想の修正があった『アマノ 株式会社』についてまとめました。ぜひご覧ください。

スポンサーリンク

企業概要

証券コード:6436
決算月  :3月
設立年月 :1945年11月
上場年月 :1961年10月
業種   :機械
事業概要 :就業管理システム老舗。パーキングシステムは運営受託含め世界で展開。集塵機や清掃ロボも柱

決算のポイント

これまでに発表されている決算資料等(第2・第3四半期分)から個人的なポイントをピックアップしてみました。好調な業績となっており、期末配当の増配(95円→125円)が発表されています。

  1. 新紙幣対応の追い風を受け、パーキングシステムが好調
  2. 海外のグループ会社も円安の好影響を受け増収
  3. 4月21日に業績予想の上方修正と増配を発表
  4. 北米、欧州地域においてインフレに伴う部材高・人件費上昇の影響を受け収益改善は限定的

過去の業績

過去の業績を配当金目的の投資をする観点から確認していきます。
今回も安定性や成長性、財務健全性を中心に次の7項目の基準を順にみていきましょう。

売上高

中期経営計画では2026年3月期に1,680億円を達成する計画となっています。しかしながら今回の業績修正では2025年3月期に前倒しして達成する結果です。

出典:IRBANK

営業利益率

直近10年近く10%以上を確保しています。中期経営計画では営業利益率は13%以上を目指すとされており、売上高同様2025年3月期は達成見込みです。計画通り効率的な経営がされていることがわかります。

出典:IRBANK

1株あたり純利益(EPS)

コロナショック時の一時的な下落はあったものの、概ね右肩上がりに成長していることがわかります。ハードウェア販売の経営体質をうまくソフトウェアへ転換しつつ、収益力の向上が図られていると思います。

出典:IRBANK

自己資本利益率

60%~70%で推移しており、財務体質も非常に健全といえます。売上や利益の観点では、伸長していることからと安定的な割合で推移していることから、自己資本は一定程度確保しつつ、事業投資もできていることが推察できます。

出典:IRBANK

キャッシュフロー

毎期黒字達成かつ右肩上がりの傾向となっており、キャッシュリッチな経営がされていることがわかります。中期経営計画においても強靭な経営基盤・財務基盤の構築が掲げられており、きちんと計画に沿った経営がされているようです。

出典:IRBANK

1株あたり配当金/配当性向

配当政策は、安定配当(連結配当性向40%以上)とされていますが、近年は増配が続いています。個人的には少し配当性向が高い印象ですが、財務体質や業績を考慮すると問題ない数値といえます。

出典:IRBANK

配当利回り

3%~4%あたりの利回りとなりそうです。株価を考慮しつつ、個人的な基準としている3.75%(税引き後3.5%程度を確保)する利回りで投資機会を狙いたいですね。

まとめ

 今回はパーキング事業や勤怠管理システム等で有名な「アマノ 株式会社」をピックアップしました。財務健全性・成長性・経営効率性など配当の維持・増配が期待できる要素が多い状況です。自身の資金状況をみつつ投資していきたい企業のひとつになりました。
 いつものように私が参考にしている書籍を掲載します。投資だけでなくお金に関すること全般で学べる良書だと思っています。


ご注意事項

具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

お問い合わせ先

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました