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ディップ株式会社:2025年2月決算 Vol.29

2月決算

こんにちは、きつねです。

高配当株投資する際、事前に企業の業績や財務状況を確認したほうがよいことは、さまざまなメディアやインフルエンサーにより発信されています。
しかし、個々の企業についていろいろな資料やサイトを確認するのは大変ですよね・・・。

そこで、そんな方々や自身の備忘録もかねて、過去の業績や企業概要について『配当金目的の投資をする』観点でまとめています。投資先を分析する際の参考になれば幸いです。
今回は2025年2月期の決算を予定している企業から『ディップ 株式会社』についてまとめました。ぜひご覧ください。

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企業概要

証券コード:2379
決算月  :2月
設立年月 :1997年3月
上場年月 :2004年5月
業種   :サービス業
事業概要 :アルバイトの『バイトル』等、ネット特化で求人情報提供。AI・RPAなどDX事業を育成中

今期決算のポイント

 今期決算資料等から個人的なポイントをピックアップしてみました。2025年3月11日には同社が提供するサービスのひとつである『スポットバイトル』において、利用者優位となるサービス変更を発表しています。個人的には業界の慣習に流されず、会社としての方針を決定している点が非常に魅力的と感じます。
 2025年2月期決算は未発表のため、第3四半期の決算資料のポイントをまとめています。

  1. 『スポットバイトル』の展開を開始し、自由な働き方の促進と企業側の人材不足解消の両面に寄与
  2. 営業組織の改編(地域・企業別→業種別)を実施し、業種に応じた専門性を向上
  3. 顧客基盤の拡大に向けてプロモーション強化(注目度の高いドジャース(メジャーリーグ)の試合でバックネット広告を掲載
  4. 社内ではAI活用による生産性向上が順調。2025年2月期第3四半期までに約38万時間の削減効果
  5. 今期業績は売上高、営業利益ともに増収増益見込み
  6. 配当については、原則前期配当額を下限に配当性向50%(=非減配)を目安に配当を実施

過去の業績

過去の業績を配当金目的の投資をする観点から確認していきます。
今回も安定性や成長性、財務健全性を中心に次の7項目の基準を順にみていきましょう。

売上高

アルバイト等の雇用に関する需要に左右されてしまうため、コロナショック時には一時的な減少があります。その後順調な回復をみせており、良質なサービス提供の裏返しといえそうな印象です。

出典:IRBANK

営業利益率

高く安定した営業利益率を誇っています。東証プライム市場の営業利益率は業種にもよりますが、平均で5%~7%と言われています。それに対して20%以上を確保しております。個人的な基準としても10%以上をひとつの目安としていますので、大幅に超えている状況ですね。

出典:IRBANK

1株あたり純利益(EPS)

コロナショックで飲食店等のアルバイト求人が減少した2021年2月期(2020年3月~2021年2月)を除き、前年を上回る数値となっています。今後も非正規雇用を含めた柔軟な働き方を重視した求人は、一定の需要が見込まれます。

出典:IRBANK

自己資本比率

仕入れが発生しにくいビジネスモデルのため、自己資本比率も高い傾向にあります。商品等の仕入れがなく、資金繰りもよいため安定した自己資本比率となっているようです。

出典:IRBANK

キャッシュ・フロー

2011年2月期以降、黒字が続いており比較的安定しているといえると思います。現金等の残高としても全体的に増加傾向にあり、投資先としては安心できる水準かなと思います。

出典:IRBANK

1株あたり配当金/配当性向

15年以上減配せず、安定した配当が継続されています。配当金目的に投資する立場としては、うれしい・安心な限りですね。配当性向については、リーマンショック時とコロナショック時でそれぞれ一時的に高すぎる割合となっていますが、基本的には公表されている方針のとおり50%前後で推移しています。

出典:IRBANK

配当利回り

株価は概ね2,000円台前半のため、2025年2月期の配当(1株あたり95円)で換算すると4.2%~4.4%程度となるかと思います。高配当な銘柄といっていいかと思います。

まとめ

今回は、『バイトル』で有名なディップ株式会社について、調べてみました。業績好調、財務健全性も確保されており、投資先として十分な水準です。4月14日に本決算の発表を控えており、非常に楽しみな企業のうちのひとつです。
 最後に私が高配当株投資はもちろん、自身の資産形成を含めバイブルとしている書籍をご紹介します。興味がある方はぜひ読んでみてください。


ご注意事項

 具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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