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株式会社オートバックスセブン:2025年3月決算 Vol.28

3月決算

こんにちは、きつねです。

高配当株投資する際、事前に企業の業績や財務状況を確認したほうがよいことは、さまざまなメディアやインフルエンサーにより発信されています。
しかし、個々の企業についていろいろな資料やサイトを確認するのは大変ですよね・・・。

そこで、そんな方々に向けて、過去の業績や企業概要について『配当金目的の投資をする』観点でまとめています。投資する際の参考になれば幸いです。
今回は2025年3月期の決算発表を控えている企業から『株式会社 オートバックスセブン』についてまとめました。ぜひご覧ください。

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企業概要

証券コード:9832
決算月  :3月
設立年月 :1948年8月
上場年月 :1989年3月
業種   :卸売業
事業概要 :自動車用品店の国内最大手。『オートバックス』をFC中心に全国展開。欧州、アジアでも運営

今期決算のポイント

今期決算資料はまだ公表されていませんので、第3四半期決算資料等から個人的なポイントをピックアップしてみました。売上高や営業利益の推移は堅調なようです。また、分社化の発表による来期の業績が楽しみな一面もありますね。

  1. 中期経営計画に沿った各種施策が確実に進行中
  2. 第3四半期時点では、売上高、営業利益ともに増加
  3. 不動産事業と中古車販売・買取事業は中期経営計画に沿って、予定通り分社化を実施
  4. 購入控えを背景とした既存車両のメンテナンス需要をとらえ、オートバックス事業は順調

過去の業績

過去の業績を配当金目的の投資をする観点から確認していきます。
今回も安定性や成長性、財務健全性を中心に次の7項目の基準を順にみていきましょう。

売上高

右肩上がりに成長しているわけではありませんが、一定程度確保できている(現状維持の傾向が強い)状況のようです。

出典:IRBANK

営業利益率

これまで当ブログで分析してきた企業と比較すると低めの水準です。ただし、卸売業(仕入れと販売)という点を考慮するとそこまで悪い数値ではない印象です。第3四半期発表の決算補足資料を確認しても、売上総利益に対する販管費の割合が約85%あり、日本企業の平均値と近いと思われます。

出典:IRBANK

1株あたり純利益(EPS)

近年は回復傾向でかつ、全体的に長期でみても右肩上がりの傾向になってきています。分社化による効率化によって更なる成長も期待できますね。

出典:IRBANK

自己資本比率

こちらは安定的な割合が継続されており、今後の計画としても問題なさそうな印象です。健全な財務状況が保たれていると思います。

出典:IRBANK

キャッシュフロー

リーマンショック以降、黒字が続いています。営業活動によるCFはもう少し安定感がほしいですね。

出典:IRBANK

1株あたり配当金/配当性向

配当性向が少し高めなのが気がかりですが、安定的な配当が続いています。中期経営計画においてもこれまで同様の60円の安定配当の方針が出されており、計画的な配当が見込めそうです。(2024年3月期は記念配当)

出典:IRBANK

配当利回り

概ね4%程度は確保できそうです。株価も1株あたり1,450円~1,500程度とそこまで高くないため、投資対象としての候補先には十分かと思います。

まとめ

車両販売と異なり、メンテナンスは車両を保有している個人や法人それぞれで定期的な需要が見込め、安定感がある印象です。また、配当とは異なりますが、優待制度も充実している銘柄です。オートバックス店舗をよく利用する人には使い勝手もよく、ぜひ購入してみたいですね。


ご注意事項

 具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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