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株式会社カカクコム:2025年3月決算 Vol.27

3月決算

こんにちは、きつねです。

高配当株投資する際、事前に企業の業績や財務状況を確認したほうがよいことは、さまざまなメディアやインフルエンサーにより発信されています。
しかし、個々の企業についていろいろな資料やサイトを確認するのは大変ですよね・・・。

そこで、そんな方々に向けて、過去の業績や企業概要について『配当金目的の投資をする』観点でまとめています。投資する際の参考になれば幸いです。
今回は2025年3月期の決算発表に向けて、業績予想の上方修正があった企業から『株式会社カカクコム』についてまとめましたので、ぜひご覧ください。

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企業概要

証券コード:2371
決算月  :3月
設立年月 :2000年5月
上場年月 :2003年10月
業種   :サービス業
事業概要 :グルメサイト『食べログ』と価格比較サイト『価格.com』を運営、掲載店からの手数料が柱

今期決算のポイント

2025年3月期本決算は未発表のため、第3四半期決算までの開示情報等から個人的なポイントをピックアップしてみました。

  1. 通期業績の見通しでは、売上収益、営業利益ともに2024年3月期と比較し、10%以上成長する見込み。
  2. 2024年5月に発表された配当方針で2024年3月期の46円から50円の増配を発表していましたが、ここからさらに、30円の特別配当が発表されました。(年間80円)
  3. 『価格.com』の売上は、大きな成長はないものの安定した収益を確保しているようです。
  4. 一方で『食べログ』、『求人ボックス』は利用者数、売上ともに年々増加しており、今後の成長性も楽しみです。
  5. 個人的な感覚としてもこれらのサービス利用は広く浸透している印象がありますし、利用頻度も高く感じます。今後も長期間にわたり安定した売り上げが期待できます。

過去の業績

過去の業績を配当金目的の投資をする観点から確認していきます。
今回も安定性や成長性、財務健全性を中心に次の7項目の基準を順にみていきましょう。

売上高

コロナショックの影響を最小限に成長が続いていることがわかります。掲載企業・飲食店や会員からの手数料収入が収益源です。今後もなくてはならないサービスとして更なる成長が期待できますね。

出典:IRBANK

営業利益率

高い営業利益率で魅力的ですね。売上が確保されている上に利益率が高いサービスとなると、純利益も期待できます。今後の成長投資に加えて配当の還元も期待したいです。

出典:IRBANK

1株あたり純利益(EPS)

こちらも売上高同様に全体としては右肩上がりに成長していることがわかります。売上が利益にきちんと反映できており、安定性、効率性の観点でも安心の水準ですね。

出典:IRBANK

自己資本比率

概ね60%前後で推移しておりバランスが取れています。健全な財務状況が継続されていることがわかります。

出典:IRBANK

キャッシュフロー

毎期黒字がキープされています。全体的にみて徐々に増加していますので、事業継続にかかる安全性も問題なさそうです。

出典:IRBANK

1株あたり配当金/配当性向

安定した株主還元が実施されています。2025年3月19日に発表された中期経営計画においても、配当性向50%以上の継続的な配当が掲げられており、今後も安定した株主還元が狙えるでしょう。

出典:IRBANK

配当利回り

株価にもよりますが、3.5%程度は確保できそうな状況です。3.75%以上確保するためには、今後の継続的な配当を見込みもう少し株価が落ち着いた段階で投資したいと考えています。

まとめ

今回は『食べログ』『価格.com』等のサービスで有名な株式会社カカクコムについて、まとめてみました。今後の成長性と事業継続の安定性の両方が期待できそうな印象です。食べログに関しては「食べログアワード」の公式本が販売されているようですので、興味のある方はチェックしてみてください。


ご注意事項

 具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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