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株式会社 オリエンタルランド:2025年3月決算 Vol.34

3・6・9・12月決算

こんにちは、きつねです。

高配当株投資する際、事前に企業の業績や財務状況を確認したほうがよいことは、さまざまなメディアやインフルエンサーにより発信されています。
しかし、個々の企業についていろいろな資料やサイトを確認するのは大変ですよね・・・。

そこで今回も、そんな方々や自身の備忘録もかねて、過去の業績や企業概要について『配当金目的の投資をする』観点でまとめています。投資先を分析する際の参考になれば幸いです。

今回は番外編です。高配当ではありませんが、好きな人も多いあのディズニーランド・シーを運営している『株式会社 オリエンタルランド』についてまとめました。株主優待でワンデーパスポートがもらえますが、創立65周年を記念に特別株主優待を実施するという発表がありました。
とはいえ、業績の状況も投資には必要かと思いますので、ぜひご覧ください。

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企業概要

証券コード:4661
決算月  :3月
設立年月 :1960年7月
上場年月 :1996年12月
業種   :サービス
事業概要 :入園者数世界有数の東京ディズニーランド・シー運営。ホテル、商業施設含めたリゾートを展開

今期決算のポイント

今期決算資料と同時に発表された中期経営計画・長期経営戦略等から個人的なポイントをピックアップしてみました。

  1. 新テーマポート『ファンタジースプリングス』や訪日外国人の増加による海外ゲスト増加などの効果により増収増益
  2. 入園者数は前期比ほぼ同数。高価格帯チケットの販売増によりゲスト一人当たり単価が増加
  3. 2024中期経営計画は概ね達成もしくは予定通り進捗
  4. 2025年9月30日時点で、100株以上の保有者へ特別株主優待(ワンデーパスポート配布)の実施を発表
  5. 2035長期経営戦略も同時に発表。2028年度ころからクルーズ事業の開始を改めて発表。テーマパークエリアも随時刷新。
  6. 配当は安定配当を継続。2035年までに30%(現在は20%程度)を計画

過去の業績

過去の業績を配当金目的の投資をする観点から確認していきます。
今回も安定性や成長性、財務健全性を中心に次の7項目の基準を順にみていきましょう。

売上高

コロナショックにより一時的に大きく減収したものの、数年で回復してます。2025年3月期はコロナ前の水準を超える売上高を達成し業績は順調といえます。また、2026年3月期も増収を見込んでおり、今後も安定した売り上げが期待できそうです。

出典:IRBANK

営業利益率

収益性が高い経営がされているといえます。コロナショック時は売上高同様に赤字となっていますが、それ以降はもとの水準に回復しています。2026年3月期は人件費や原材料費の高騰の影響を受けて減益見込みですが、それでも20%程度は確保できる水準です。

出典:IRBANK

1株あたり純利益(EPS)

コロナショック時を除き、順調に増加しているといえるでしょう。主力のテーマパーク・ホテル事業が強いことがよくわかります。

出典:IRBANK

自己資本利益率

財務状況も健全のようです。定期的にアトラクションの改修工事や新規追加などがあるので、そういった設備投資を実施しつつ、きっちり自己資本も確保できているようです。

出典:IRBANK

キャッシュフロー

現金等の項目に関してはマイナスになることなく、黒字を継続しています。なお、今期の減少は法人税等の支払額増加に加えて投資活動への現金支出増加が原因とみています。

出典:IRBANK

1株あたり配当金/配当性向

業績(利益)に連動して安定配当されているようです。2026年3月期も維持予定であることが発表されています。株価がそこそこ高めであるだけに、配当が多いとは思いませんが、それでも維持・増配の傾向が強いのは安心できる傾向ですね。

出典:IRBANK

配当利回り

決して高配当な利回りとはいえません。が、今回は番外編なので、一旦無視します・・・。ディズニーリゾートへ行く機会が多い人にとっては今回の特別優待も長期保有や500株以上でもらえる優待もうれしい特典ですよね。

まとめ

今回は日本一有名なテーマパークといってよい東京ディズニーランドやシーを運営しているオリエンタルランドをピックアップしました。配当は多くありませんが、今回発表された株主優待は魅力的ですね。

ご注意事項

 具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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