PR

株式会社LIXIL:2025年3月決算 Vol.44

3・6・9・12月決算

こんにちは、きつねです。

高配当株投資する際、長期にわたって安定した配当を得るために、事前に企業の業績や財務状況を確認する必要があります。配当金額だけでなく、きちんと持続的に成長しているのか、配当を出すだけの資金があるか分析します。ただ、細かい数字や資料を確認するのって大変ですよね。

そこで、さまざまな資料やサイトを確認する時間がない(もしくは面倒くさくて資料チェックなんてやりたくない。けど配当目的の投資をしてみたい!)という方々へ自身の備忘録もかねて、過去の業績や企業概要について『配当金目的の投資をする』観点でまとめています。投資先を分析する際の参考になれば幸いです。
今回は2025年3月期の決算発表があった企業から『株式会社 LIXIL』についてまとめました。
お風呂、トイレ、キッチンといった住宅関連設備の総合メーカとして人気です。配当投資の視点やその業績については、どのような状況か調べてみました。

スポンサーリンク

企業概要

証券コード:5938
決算月  :3月
設立年月 :1949年9月
上場年月 :1958年8月
業種   :金属製品
事業概要 :住宅設備最大手。トステム、INAX等5社が統合。欧米に有力ブランド持つ海外事業テコ入れ

業績の状況

 過去の業績を含めた業績について、配当金目的の投資をする観点から確認していきます。
2010年3月期以降の決算資料等から算出しています。途中の株式分割や会計基準変更がありますので、概算参考値です。ご注意ください。
 個人的な結論としては、売上や配当金はしっかり出ているものの、利益率がそこまで良くない印象です。決算説明資料ではこの点の改善を図るとされていますので、企業側も課題として認識しており、今後に期待できそうです。

  1. 今期の業績は前期比で増収増益。2026年3月期はほぼ同水準となる見込み
  2. 営業活動CF,現金等の項目をみると、キャッシュフローは問題なし。(現金はしっかり確保できている)
  3. 直近15年は減配なし。安定した配当を実施。来期も維持予定。利益が少ないため配当性向が高い点が懸念事項
  4. 利益率が悪く、EPS等の原資は他上場企業と比較すると少なめの水準
  5. 営業利益率とEPSについては不安定さが目立ち、もう少し安定した水準であるとうれしい

まとめ

 高配当銘柄としては有名どころのLIXILですが、正直なところ利益率はそこまでよくなかったなという印象です。この点は決算説明資料等でもしっかり触れてあり、企業側も課題である認識がある点はプラス要素です。
 株価に対する配当金額は高い状況なので、投資先としては十分ありかなと思います。配当方針も安定した配当とのことなので、増配は期待せずに減配しないことを期待していきます。

ご注意事項

 具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

お問い合わせ先

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました