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第一建設工業 株式会社:2025年3月決算 Vol.42

3・6・9・12月決算

こんにちは、きつねです。

高配当株投資する際、長期にわたって安定した配当を得るために、事前に企業の業績や財務状況を確認する必要があります。『ない袖は振れぬ』ということですね。

そこで、さまざまな資料やサイトを確認する時間がない(もしくは面倒くさくて資料チェックなんてやりたくない。けど配当目的の投資をしてみたい!)という方々へ自身の備忘録もかねて、過去の業績や企業概要について『配当金目的の投資をする』観点でまとめています。投資先を分析する際の参考になれば幸いです。
今回は2025年3月期の決算発表があった企業から『第一建設工業 株式会社』についてまとめました。ぜひご覧ください。

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企業概要

証券コード:1799
決算月  :3月
設立年月 :1942年9月
上場年月 :1994年8月
業種   :建設
事業概要 :JR東日本系。線路工事など同社依存度約7割。非鉄道も強化。関東、信越、東北地盤。好財務

業績の状況

過去の業績を含めた業績について、配当金目的の投資をする観点から確認していきます。
2010年3月期以降の決算資料等から算出しています。

  1. 四季報の特色欄に『好財務』の記載のとおり、自己資本比率や利益率はEPSは高水準。しっかり利益が出ている企業です。
  2. 売上高はそこまで大きな成長はないようです。前期比だけでみれば増減を繰り返していますが、長期でみると着実に増加する傾向にあります。
  3. 建設業は入札等による価格競争や天候・災害リスクなどの補填による影響などで、営業利益率が低い傾向にありますが、それに反して高い営業利益率となっています。ただし、売上高の増減に影響されることが多く、注意が必要です
  4. 配当は12年連続非減配を継続中です。今後の方針は累進配当を実施し配当性向50%を目指すとされています。2026年3月期は今期同様130円の配当が予定されており、今後も期待大です。
  5. JR東日本の持分法適用会社です。強力な基盤に支えられつつ安定した経営が見込めます。

まとめ

 売上や利益に関しては、主事業の鉄道関連の土木・建築工事の状況に左右される傾向が強く、大きな成長が見込めるとはいえない印象です。しかしながら、全体でみると成長傾向でありインフラ関連事業は一定の需要が継続することが予想できますので、安定した配当をもらうという観点では、よい投資先ではないかと思います。
 また、今後は官公庁工事の拡大も目指すとされていますので、このあたりも考慮するとより強固な経営体制が期待できそうです。

ご注意事項

 具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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