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株式会社クリエイトSDホールディングス:2025年5月決算 Vol.47

2・5・8・11月決算

こんにちは、きつねです。

高配当株投資する際、長期にわたって安定した配当を得るために、事前に企業の業績や財務状況を確認する必要があります。配当金額だけでなく、きちんと持続的に成長しているのか、配当を出すだけの資金があるか分析します。ただ、細かい数字や資料を確認するのって大変ですよね。

そこで、さまざまな資料やサイトを確認する時間がない(もしくは面倒くさくて資料チェックなんてやりたくない。けど配当目的の投資をしてみたい!)という方々へ自身の備忘録もかねて、過去の業績や企業概要について『配当金目的の投資をする』観点でまとめています。投資先を分析する際の参考になれば幸いです。
今回は2025年5月期の決算発表があった企業から『株式会社 クリエイトSDホールディングス』についてまとめました。ぜひご覧ください。

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企業概要

証券コード:3148
決算月  :5月
設立年月 :2006年11月
上場年月 :2009年3月
業種   :小売業
事業概要 :神奈川地盤のドラッグストアチェーン。スーパーを買収し、食品を強化。関東近県に店舗網拡大

業績の状況

今期決算資料等から個人的なポイントをピックアップしてみました。
過去の業績を含めた業績について、配当金目的の投資をする観点から確認していきます。
2010年5月期以降の決算資料等から算出しています。途中の株式分割や会計基準変更がありますので、概算参考値です。ご注意ください。

売上高・営業利益率・自己資本比率

  • 売上高は順調に成長。2010年5月期と2025年5月期を比較すると約3倍に成長
  • 営業利益率は5%どまり。ただし、小売業の中央値は概ね3%~4%のため、同業種と比較した場合は、高めの水準を確保
  • 自己資本比率に関しては、50%~60%程度と合格ラインを維持
  • 店舗数も順調に増加しており、今後の成長に期待できる銘柄の一つ

配当金・配当性向・EPS

  • 配当金は売上高、営業利益の増加に伴い非減配を継続。2012年5月期以降増配を継続。現在の配当利回りは2%台と高配当とはいえないが、今後の増配に伴い高配当の仲間入りに期待。
  • 配当性向についても30%台とまだ余力がありそうな印象。今後の方針についても決算説明資料内で安定的・継続的な増配を公表。
  • 生活必需品を扱うドラッグストアかつ出店場所も住宅地に近いところを選択する戦略から今後も安定した売上・利益が見込めると予想。EPSについても利益増加に伴い順調な右肩あがりの傾向が継続しそう

営業活動によるCF・現金等

  • 営業活動によるCFがきちんと確保されており、本業かつメイン事業となるドラッグストア事業でしっかりと利益創出できている
  • 現金等の資産についても一定程度の資金確保を実施しつつも、積極的に新規店舗を開店するなどして先行投資を実施
  • 新中期経営計画(2026年5月期~)では、これまでの方針に加えて生鮮食品等の販売も強化することを発表。ドラッグストア事業の一層の成長に期待

事業のリスク

  • 2025年5月期の有価証券報告書は未公表のため、2024年5月期を参考
  • 低炭素社会への移行に伴う各種規制強化、納税・電気代等の経費高騰のリスク
  • 異常気象、平均気温情報に伴う物理リスク(店舗被災や空調関連設備の追加設置、冗費高騰)
  • ISO14001(環境マネジメントシステム)を取得し、環境面に配慮した事業活動によりリスク管理を継続

まとめ

これまで分析してきた銘柄と異なり、現時点では高配当の水準ではないものの、個人的に注目している銘柄を紹介しました。ディフェンシブ銘柄でありつつ着実に成長を遂げており、今後の配当方針からも数年後に高配当株の仲間入りをしていそうな印象です。
これまでの業績を見ても売上・利益ともに着実に成長しており、期待がもてる実績がありました。

ご注意事項

具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

参考リンク

 HP:https://www.createsdhd.co.jp/ir/tabid/89/Default.aspx
 IRBANK:https://irbank.net/E21606/results

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