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株式会社 村田製作所:2025年3月決算 Vol.36

3・6・9・12月決算

こんにちは、きつねです。

高配当株投資する際、長期にわたって安定した配当を得るために、事前に企業の業績や財務状況を確認する必要があります。『ない袖は振れぬ』ということですね。

そこで、さまざまな資料やサイトを確認する時間がない(もしくは面倒くさくて資料チェックなんてやりたくない。けど配当目的の投資をしてみたい!)という方々へ自身の備忘録もかねて、過去の業績や企業概要について『配当金目的の投資をする』観点でまとめています。投資先を分析する際の参考になれば幸いです。
今回は2025年3月期の決算発表があった企業から『株式会社 村田製作所』についてまとめました。ぜひご覧ください。

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企業概要

証券コード:6981
決算月  :3月
設立年月 :1950年12月
上場年月 :1963年3月
業種   :電気機器
事業概要 :電子部品大手。世界首位の積層セラミックコンデンサー(MLCC)が柱。海外売上が大半

今期決算のポイント

今期決算資料等から個人的なポイントをピックアップしてみました。

  1. 増収増益を達成
  2. ITインフラ投資等による需要増を背景にコンピュータ向け製品が好調
  3. 2030年に向け『解像度をあげる3年』と位置付けた中期経営計画を発表
  4. 2027年には売上2兆円、営業利益率18%以上とする計画が発表
  5. AI市場の拡大による需要増を見込む

過去の業績

過去の業績についてまとめました。
 株主資本比率は2003年3月期以降、ほとんど80%以上の高水準が維持されており財務健全性抜群です。
 売上高については、海外に占める割合が多いことから業績の波があるように感じます。また、リーマンショックやコロナショックなど世界的に不況に陥るタイミングでは減収の傾向です。
 配当に直接影響しないケースが多く、ここ15年は非減配が続いており、うれしい限りです。
 成長率も一定程度保たれており、営業利益率も高く、収益性・成長性・財務健全性・還元のどの観点でも投資する価値ありという印象です。

まとめ

 安定配当の方針(配当性向の目安は30%程度)と直近の非減配年数から、今後も長期にわたって安定した配当が望めそうです。海外売上比率が高く市場展開が見込める一方で、円安の影響や世界的な不況があった場合の影響が大きい点には注意が必要です。
 配当利回りとしては高くありません。しかし今後の市場拡大とこれまでの安定配当・増配の傾向から個人的には、長期保有を前提に保有したい企業のひとつと感じました。

ご注意事項

 具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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