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SBIホールディングス株式会社:2025年3月決算 Vol.37

3・6・9・12月決算

こんにちは、きつねです。

高配当株投資する際、長期にわたって安定した配当を得るために、事前に企業の業績や財務状況を確認する必要があります。『ない袖は振れぬ』ということですね。

そこで、さまざまな資料やサイトを確認する時間がない(もしくは面倒くさくて資料チェックなんてやりたくない。けど配当目的の投資をしてみたい!)という方々へ自身の備忘録もかねて、過去の業績や企業概要について『配当金目的の投資をする』観点でまとめています。投資先を分析する際の参考になれば幸いです。
今回は2025年3月期の決算発表があった企業から『SBIホールディングス 株式会社』についてまとめました。新NISA制度の開始に伴い、注目度上昇中の企業のひとつです。ぜひご覧ください。

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企業概要

証券コード:8473
決算月  :3月
設立年月 :1999年7月
上場年月 :2000年12月
業種   :証券・商品先物取引
事業概要 :国内外ベンチャー企業投資、ネット証券、保険、銀行など総合金融業を志向。証券口座数首位

今期決算のポイント

今期決算資料等から個人的なポイントをピックアップしてみました。新NISA制度の開始により、証券口座の開設数は順調に伸びているようです。また、取引手数料の無料化による逸失収益はあるものの、顧客基盤の拡大へつなげることができています。結果的に業績は向上しており、好調さがうかがえます。

  1. 収益(売上高)は過去最高を記録
  2. 前期配当は記念配当を含んでいたにも関わらず、今期も増配。非減配年数は13年に
  3. 新NISAや売買手数料無料化を背景に売買が活発化。また、投資信託残高も過去最高を更新
  4. 株式売買手数料無料化により顧客数が増加。FX取引や暗号資産取引も増加し手数料収入増
  5. 各証券会社で多発するフィッシング詐欺対策も推進(多要素認証&メールURL記載の廃止)

業績の状況

過去の業績を含めた業績について、配当金目的の投資をする観点から確認していきます。
商号を変更した2006年3月期以降の決算資料等から算出しています。途中の株式分割や会計基準変更がありますので、概算参考値です。ご注意ください。

 売上高(収益)はコロナショック時やリーマンショック時で落ち込みますが、市場の回復にあわせて回復しています。配当についてもリーマンショック時は大きく減配しています。この点については投資する際にリスクとして考慮しておく必要がありますね。
 なお、株主資本比率や営業活動CFの黒字率が低い(8/19年)ことは金融関連事業のため、競合他社も同様の傾向です。
 配当利回りとしては、2025年3月期が170円です。株価は変動が大きいですが、3,800円~4,000円くらいのことが多いようです。これから購入する場合は、4,000円程度であれば4%を超える水準です。十分高配当と感じられます。

まとめ

これまでに見てきた情報から、個人の主観的な印象はつぎの表のとおりです。新NISA制度の追い風により顧客数が確実に増加しており、今後の成長が十分に期待できます。一方で、安定性の観点では、景気と業績がほぼ連動すると思われます。不況時の影響が大きく減配も想定しておく必要があります。購入する際はポートフォリオのバランスを確認しつつ、判断していきたいですね。

収益性安定性安全性成長性
売上や利益は問題ないか不況時でも安定した利益が確保できるか手元の現金が確保されているか業績は伸びていきそうか

ご注意事項

 具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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