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日東富士製粉 株式会社:2025年3月決算 Vol.38

3・6・9・12月決算

こんにちは、きつねです。

高配当株投資する際、長期にわたって安定した配当を得るために、事前に企業の業績や財務状況を確認する必要があります。『ない袖は振れぬ』ということですね。

そこで、さまざまな資料やサイトを確認する時間がない(もしくは面倒くさくて資料チェックなんてやりたくない。けど配当目的の投資をしてみたい!)という方々へ自身の備忘録もかねて、過去の業績や企業概要について『配当金目的の投資をする』観点でまとめています。投資先を分析する際の参考になれば幸いです。
今回は2025年3月期の決算発表があった企業から『東洋炭素 株式会社』についてまとめました。ぜひご覧ください。

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企業概要

証券コード:2003
決算月  :3月
設立年月 :1914年3月
上場年月 :1949年5月
業種   :食料品
事業概要 :製粉準大手。三菱商事傘下で連携推進。『ケンタッキーフライドチキン』など外食FCも展開

今期決算のポイント

  1. 減収減益。
  2. 海外販売は好調なものの、国内向け販売は物価上昇に伴う需要減の影響をうけて、販売が苦戦
  3. 2024年10月に販売商品の一部に異物混入を認め自主回収を実施。特別損失を計上し減益理由に
  4. 来期以降も物価上昇等の影響が想定され、厳しい状況が続くとしつつも増収増益見込み
  5. 2026年3月期配当金は維持予定。

業績の状況

過去の業績を含めた業績について、配当金目的の投資をする観点から確認していきます。
商号を変更した2006年3月期以降の決算資料等から算出しています。途中の株式分割や会計基準変更がありますので、概算参考値です。ご注意ください。

  1. 売上高は20年で2倍以上に成長(約350億→約720億)
  2. 営業利益率は2016年3月期ころまで低調だったものの、徐々に改善され高収益企業の仲間入りに
  3. 配当性向は30%程度としつつ、2027年3月期までの中期経営計画では、累進配当することを宣言
  4. 自己資本比率は60%~70%程度、営業活動CFや現金等も順調に増加しており、財務健全性◎
  5. ここ10年は連続非減配。コロナショック時も業績への影響を最小限にとどめ増配。配当の安定性も問題なし

まとめ

 食品関連で不況時も比較的安定した売上が見込めつつ、高い配当を実施していることから魅力的な銘柄かなと思います。記事作成現在の株価は約7,500円と比較的高い株価となっており、100株単位の購入には多くの資金が必要になってしまいます、証券会社の単元未満株購入に関するサービスをうまく活用しながら、少しずつタイミングをみて購入していきたい銘柄です。
 業績面においても不安定さもありつつ、長期目線では成長していることがわかりました。今後も継続する保証はありませんが、期待したいですね。

ご注意事項

 具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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