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旭化成 株式会社:2025年3月決算 Vol.43

3・6・9・12月決算

こんにちは、きつねです。

高配当株投資する際、長期にわたって安定した配当を得るために、事前に企業の業績や財務状況を確認する必要があります。『ない袖は振れぬ』ということですね。

そこで、さまざまな資料やサイトを確認する時間がない(もしくは面倒くさくて資料チェックなんてやりたくない。けど配当目的の投資をしてみたい!)という方々へ自身の備忘録もかねて、過去の業績や企業概要について『配当金目的の投資をする』観点でまとめています。投資先を分析する際の参考になれば幸いです。
今回は2025年3月期の決算発表があった企業から『旭化成 株式会社』についてまとめました。ぜひご覧ください。

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企業概要

証券コード:3407
決算月  :3月
設立年月 :1931年5月
上場年月 :1949年5月
業種   :化学
事業概要 :総合化学企業。ケミカル、住宅が利益の2大柱。繊維、電子部品、医薬・医療機器など事業多彩

業績の状況

過去の業績を含めた業績について、配当金目的の投資をする観点から確認していきます。
2010年3月期以降の決算資料等から算出しています。

  1. 売上高、EPS(1株あたり純利益)、現金等の成長率は直近の16年で確実に成長中
  2. 営業活動によるキャッシュフロー、自己資本比率も一定水準以上の実績。特に営業活動によるキャッシュフローは赤字なしと安定した業績
  3. 2026年3月期も売上高、営業利益は、増収増益予想と順調な見通し
  4. 営業利益等の増減要因は、為替変動や市況の要因以外の売上増加・収益性改善による効果が約半分を占め、2026年3月期以降にも期待大
  5. 配当は確認した直近16期分で減配なしと安定。2025年3月期も前期比から2円増配
  6. 株主還元については、DOE(配当総額÷自己資本)3%を目安としつつ、2円増配して40円予想。おおよそ3%の水準を達成見込み
  7. 自己取得した株式の消却により、配当総額の減少やEPSの更なる成長も見込める

まとめ

 各セグメント(ヘルスケア・住宅・マテリアル(素材))で好調な業績となっていました。また、収益性や今後の成長性を考慮した戦略的な事業整理も継続して行っているようです。今後も成長が見込める分野への戦略的投資を通じて、企業全体としてもスケールアップしそうな印象です。
 また、近年は海外の売上高も円高の影響やアメリカでの販売向上により増加傾向にあります。リスクもある一方で成長市場でのポジションを確保することで、更なる成長が見込めそうです。
 株主還元も積極的な印象です。株価は約1,000円程度で推移していることが多いようですので、4%程度は達成できるかと思います。

ご注意事項

 具体的な企業名をあげて今後も決算短信や決算資料を分析していきますが、投資を推奨する目的はありません。株式投資はリスクを伴いますので、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

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